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 ふぁさっ……!

【稲穂】
「っ…………!」

 ……そっと、下着を剥ぎ取られる。
  ほんの少し肌寒い……。

【沙月】
「……ごめん、なさい」

 ……罪悪感の入り混じった、沙月の声。
  私も辛いけど、それは沙月も同じこと。メールに従わされている立場に変わりはないんだから……。

【稲穂】
「ううん……いいの……」

【沙月】
「……ごめん……なさい……」

【稲穂】
「ん……あっ、んっ……!」

 ……もう一度謝ってから、指の動きを再開させる。
  それは沙月らしい、ゆっくりとした弱々しい指使いだったけど……それでも、今までの愛撫で昂らされた身体には、十分以上の刺激だった。

【稲穂】
「ふぁっ……! あっ、あんっ!」

 熱い……。
  身体が、熱いよ……。

【来瑠実】
「あ……濡れてる……」

【稲穂】
「っ…………!」

 ……下着越しに股間を撫でながら、来瑠実ちゃんは小さく呟いた。
  そんなこと……口に出して言わなくたって……っ。

【来瑠実】
「すごい……下着……ビショビショになっちゃってる……」

【稲穂】
「やぁぁっ……!」

【来瑠実】
「感じちゃってるんだ……稲穂、姉ちゃん……」

【稲穂】
「っ……!」

 ……そう。感じて、いた。
  それを、自分で理解していた。
  だけど……それを自分以外……それも、小さな頃から良く知っていた女の子に指摘されると、恥ずかしすぎてたまらないっ……!

【来瑠実】
「こんな……いっぱい、濡れちゃって……」

【稲穂】
「あぁッ……! んっ……!」

【来瑠実】
「こっちも……脱がせる、ね……?」

【稲穂】
「っ…………!」

 ……来瑠実ちゃんの手が、私の下着を奪い取る。

【来瑠実】
「……ごめん。でも……こうしないと……」

 それを床に置きながら……来瑠実ちゃんは、頭を下げた。

【稲穂】
「ううん……いいの……」

 ……責められない。
  辛い気持ちも、嫌な気持ちも、きっとみんな変わらない。
  私だけが苦しんでいるなんて……そんなことは、絶対にないんだから……。

【来瑠実】
「っ…………!」

 その言葉に目を伏せながら、来瑠実ちゃんは愛撫を再開する。

【稲穂】
「あっ……!? や、やだっ……! さっきよりも……激しっ……!」

【来瑠実】
「こんなこと……早く、終わらせちゃった方がいいでしょっ……!? だからっ……!」

【稲穂】
「っ……!」

 ……来瑠実ちゃん。

【来瑠実】
「だから……沙月先生も……!」

【沙月】
「は……はいっ……」

【稲穂】
「んあっ! あぁッ! あはぁッ!?」

 来瑠実ちゃんの言葉を受けて、沙月の指使いもまた激しさを増していく。

【稲穂】
「あっ! ん、あぁっ! やだっ……! つよ、いっ……!」

 ……来瑠実ちゃんの言いたいことはわかる。こんなこと……私だって、早く終わらせてしまいたい。
  だけど、こんな……こんなに激しくするなんてっ……!

【稲穂】
「や、やだっ……! やめっ……! もっと、優しくっ……!」

【沙月】
「あ……け、けど……」

【稲穂】
「お願い……だからぁっ……!」

【沙月】
「稲穂ちゃん……」

 ……わがままなのはわかってる。こんなこと早く終わらせてしまいたいって気持ちもわかってる。
  だけど……それでもっ……。

【分倍河原】
「いけませんねぇ、そんなわがままを言っていたのでは……」

【稲穂】
「っ……!?」


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